棒手裏剣技術認定試験
棒手裏剣技術認定試験

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認定資格紹介

棒手裏剣技術認定試験は、特定の流派や団体に属さない方々にも、その修練の成果と技量を正当に評価できる制度が必要である、また、競技者からも認定試験を創って欲しいという強いご要望を受けて創設されました。

これまでの棒手裏剣競技大会では、あらかじめ定められた距離から直線的に的を狙う静的な技術を中心として評価対象とされており、棒手裏剣の持つ多様で奥深い技術のごく一部しか表現されていませんでした。本試験は、そのような限定的な評価の枠を超え、棒手裏剣術に内包されるさまざまな投剣技術の啓発と普及も目的として掲げました。

また、本試験は、棒手裏剣競技界の健全な発展と社会的役割を果たすことを目的としています。認定試験創設当初は、連盟や協会といった母体組織が存在しなかったため、大会が級や段位合格判定を行い資格を授与するという暫定的な形を取らざるを得ませんでした。しかし認定試験運用を続けていく中で準備と検討を重ね、正式な認定組織が発足いたしました。これにより、さらに認定基準、審査基準の公正かつ体系的な技術認定資格の体制を整えることができました。今後ますます棒手裏剣競技界の発展に寄与していきたいと考えております。

本試験は、古来より受け継がれてきた日本の武技文化を尊重しながら、現代社会における競技としての深化と社会的価値の向上を目指しております。この試験を通じて、棒手裏剣に携わるすべての方々が研鑽の成果を正当に示し合い、互いに高め合う機会となることを願っております。

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