本規約は、当協会が実施する級・段位技術認定試験(以下「本試験」という)の受験、合格判定および認定に関する技術面の課題以外の審査基準について基本方針および審査基準を定めるものです。 本試験への受験申込をもって、受験者は本規約の全ての内容に同意したものとみなします。
第1条(目的)
当協会は、健全な競技者および指導者の育成を目的とし、技術的能力のみならず、人間としての品格、社会的責任感および倫理性を重視した資格認定を行うものとします。
第2条(受験資格)
本試験の受験者は、社会的常識および健全な倫理観を有し、他者を尊重する態度を備えていることを前提とします。 当協会は、以下の各号のいずれかに該当する場合、受験を拒否または受験後に失格とすることができるものとします。
(1) 逮捕歴・犯罪歴がある場合
(2) 他者、あるいは当団体、他団体に対する著しい誹謗中傷、侮辱行為、または社会的信頼を損なう行為を行ったと当協会が判断した場合
(3) SNS等の公的媒体において、過去、現在を問わず攻撃的な発言が確認され、相手方から当協会に対して正式な申し出があった場合
(4) 受験申込時に虚偽の申請を行った場合
※前項第(3)号に該当する行為であっても、当事者間において誠実に解決済みであると当協会が認めた場合は、この限りではありません。
第3条(品格審査)
当協会は、合格判定にあたり、技術的能力・学識・姿勢・協調性・社会的品位を総合的に審査するものとします。 審査の過程において、必要に応じて人物調査、関係者照会、またはその他の確認を行うことがあります。 当協会は、審査の結果に基づき、受験者の適格性を独自に判断する権限を有するものとします。
第4条(個人情報の取扱いおよび同意)
当協会は、審査のために受験者の個人情報を取得・確認することができるものとします。 受験者は、当協会が審査・認定の目的に限り個人情報を使用することに同意するものとします。 提出された情報に虚偽があることが判明した場合、または不正が認められた場合は、合格の取消しまたは認定資格の無効措置を行うことができるものとします。
第5条(実力保持の確認)
上位級または上位段位への受験に際しては、受験者が前級・前段位の実力を保持しているかについて、当協会が別途定める方法により確認を行うものとします。 当協会は、実力の維持が認められない場合、当該受験者に対して受験資格の停止または再審査を命ずることができるものとします。
第6条(合格判定および認定)
合格判定は、当協会が定める審査基準に基づき、理事会の決議をもって行うものとします。 判定結果およびその理由については、当協会の裁量により公表または非公表とすることができるものとします。 当協会は、合格後に不適格事由が判明した場合、認定の取消し・級・段位資格の剥奪等の措置を行うことができるものとします。
第7条(反社会的勢力の排除に関する基本方針)
当協会は、社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力との関係を一切持ちません。当協会が認定した資格についても、合格後に反社会的活動を行っていると判明した場合、合格後でも認定の取消し・級・段位資格の剥奪等の措置を行うことができるものとします。
第8条(規約の改定)
当協会は、社会情勢の変化または運営上の必要に応じて、本規約を改定できるものとします。改定後の規約は、当協会の公式ウェブサイトに掲載した時点で効力を生じるものとします。